人生をつかむ

人生をつかむ

祈りは心を軽くし、明るくし、人生を希望に満ちたものに変えていく。本書は、混迷を深める世相にあって、甘露の水となり、心の渇きを癒やしてくれる。自分を見直し、よりよき人生の伴侶となる参考書。

書籍レビュー

■■■書籍レビュー■■■

書籍レビュー

『人生をつかむ』
読む度に勇気をいただいています。はしがきの「正しい信仰の基本は、一切は自分から出て自分にかえる、ということです。他に責任を転嫁しない。転嫁している間は決して幸福はやってこない。…他人のせいにしている間は、心は被害者意識に揺れ、悶々の心が運命を狂わせます」というお言葉で、自分を振り返るきっかけを頂きました。

当時母との不調和を母のせいにしていた私には衝撃的で、始めは理解できませんでしたが、その後、私の親不孝な言動を思い出すという形で反省するごとに母との不調和は小さくなっていきました。そして母に感謝できたことではしがきのお言葉が本当だと分かりました。「一切は自分から出て自分にかえる」という自覚は反省・悔悟、そして感謝の想いにまでつながる大切なものということを教えて頂きました。努力していきたいと思います。

2023/6/1 掲載

『人生をつかむ』
とにかく著者の堀田先生のお言葉が優しい。まずそれを感じました。また、教えを丁寧に、かつ分かりやすく、私たちに理解できるよう咀嚼してくださっていて、初めての方でもスッと入ってくるのではないかと思います。もし若い頃に読んでいたら青年期の過ごし方も少し変わったかな…なんて思ったりしました。

全体を通して、人間の生まれてきた目的はこの地上に神の意と愛を現すため、ということが書かれてあります。私たちは神の子であるその本来の姿に戻って神を現していくんだと。一人一人の中に主なる神がおられ、その神を現していくんだということが繰り返し書かれてありました。地上も自分のカルマ(業)も大変だけれども(笑)、大丈夫、信じてやっていこうと、気持ちが明るくなりました。

「あとがき」には堀田先生の信仰体験が書かれてあり、先生の大きな愛の犠牲がなかったら絶対に神理を知る機会がなかったと思うと胸に込み上げてくるものがありました。少しでも神様にお返していく人生となるよう精進していきたい。そう思わせていただきました。

2023/6/1 掲載