彼岸への道

彼岸への道

 正しい祈りが世界を変える

彼岸は観念ではない。数々の霊的体験を経て、その実在を知り、そこから得た本来の信仰のあり方〈正道〉を明確にする。正道に辿り着くまでの体験と神理・道理について述べ、人間の生き方を説く。信仰のカギをつかむ本。

書籍レビュー

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書籍レビュー

『彼岸への道』
25年前、この本に出会う前の自分は、苦しくて、苦しくてとにかく楽になりたかった。不安で不安で安心が欲しかった。それはどうしたら得られるのか、全く分からなかったので、この本との出会いは衝撃的でした。「自我があるうちは、人はどこにいようと、巨万の富を持とうと安心できない。自我とは自己中心の思いである。他が目に入らない。だが、水のように無私になって他を生かせる者となったとき、安心は向こうからやってくる」…安心って安心の方からやってくるんだ…言葉がありませんでした。

私は何かを得ることによって、安心が得られると思っていました。巨万とまではいきませんが、富、お金を欲して手に入れてもたしかに安心はありませんでした。なぜこんなに苦しいのか…ようやく分かりました。私は自己中心で他を生かせる者ではなかったからです。苦しかった心に希望が見えました。この正道を学んでいけば安心に至れる。自分中心の思いを捨て、他を生かせる者になりたいと。

あれから25年、他を生かせる者にはまだまだですが、あの時の苦しい心、不安な心はありません。いつか、堀田先生にお会いできたら心からお礼申し上げ、ご報告したいことが沢山あります。

2024/1/1 掲載